はじめに
10月13日、福山雅治が故郷長崎で歴史的なイベントを開催します。新しいシンボルである「長崎スタジアムシティ」内のサッカースタジアム（ピーススタジアム）で、こけら落としライブ「Great Freedom」をなんと無料で開催します。このライブは、福山雅治にとって9年ぶりの凱旋公演であり、2万5000人の観客が無料で招待されるという前代未聞のイベントです。福山雅治がこの特別なライブに込めた思いと、その背景について詳しくご紹介します。
福山雅治が語る「始まりの一歩」の意味
福山雅治が今回のライブに込めたメッセージは「始まりの一歩」です。彼は地元長崎の人々、そして長崎を訪れる人々に、このライブを通じて新たな一歩を感じてもらいたいと願っています。「音楽の力、エンターテインメントの力で長崎が盛り上がることが一つの目標ですが、その一歩が、参加してくださった方の『こんなことができるんだ！』『不可能はないんだ！』という一歩になれば」と彼は述べています。
こけら落としライブ「Great Freedom」の実現
この大規模なフリーライブが実現した背景には、地元企業のジャパネットホールディングスの協力があります。佐世保市を本拠地とするこの企業の快諾を得て、福山雅治の「何十年先まで語ってもらえるようなワクワク感のあるライブにしたい」という思いが形になりました。このライブは、長崎スタジアムシティの開業前夜に行われることで、スタジアムの華々しい幕開けを飾ります。
フリーライブへのこだわりとその原点
福山雅治がフリーライブにこだわる理由は、彼自身の体験に根ざしています。1983年11月、14歳だった福山雅治は、TBS系の人気音楽番組「ザ・ベストテン」の300回記念公開生放送を長崎市営ラグビー・サッカー場で観覧しました。この体験が彼の人生に大きな影響を与え、音楽やエンターテインメントの力を実感するきっかけとなったのです。
「すさまじく盛り上がったんです。僕自身もそうだったけど、長崎の街全体がザワザワして、いつもの街が全く違う街に見えた。地面から1メートル浮いてるような感覚がありました」と彼は当時の高揚感を振り返ります。この経験が、今回のフリーライブに対する福山雅治の強い思い入れを生んだのです。
長崎への思いと9年ぶりの凱旋公演
福山雅治の凱旋公演は、2015年の「福山☆夏の大創業祭」以来9年ぶりとなります。さらに、新型コロナウイルスの影響で2021年の稲佐山ライブが中止となったこともあり、今回の公演への思い入れはひとしおです。彼は「無料でライブを開催することで（当時の僕が感じたように）長崎の皆さんが本来持っているパワー、長崎の街が元々持っているエネルギーを放出してもらえれば」と願っています。
長崎で育んだ青春時代と現在の福山雅治
福山雅治が初めてギターを手にしたのは13歳の時でした。学校生活、バンド活動、アルバイト、友人との思い出…、18歳で上京するまでの青春時代のすべてが彼の基盤を形成しました。「たった5年間ですけど、長崎でギターと共に過ごした日々が僕の人生を作っている。我流で亜流なので、それが優れたものだったかは分からないけど、その時の感受性が根っこの部分にある。それが55歳になる今まで続いてきた」と彼は語ります。
長崎ランタンフェスティバルでの感動
今年2月、福山雅治は「長崎ランタンフェスティバル 皇帝パレード」に参加し、沿道から大歓声を浴びました。「（県民の）皆さんのおかげで盛り上がりましたし、たくさんの人が動いてくださったおかげで安全に開催することができました」と感謝の意を述べる彼は、この経験から「歌いたいな～」という思いを強くしました。「あの熱量、歓声に応えられるのは僕の歌声であり、音楽だと思います。皇帝パレードでいただいたエネルギーも込めて、音楽で表現できるのが楽しみです」と語ります。
全国アリーナツアー「WE’RE BROS. TOUR」とこけら落としライブの期待
現在、福山雅治は全国アリーナツアー「WE’RE BROS. TOUR」を開催中で、9月末までに全38公演を予定しています。こけら落としライブの内容については「シークレットです」と笑顔で語り、「長崎で見るに値する、長崎でしかやれないことを考えていますから。ご期待願えればと思います」と期待を高めます。
長崎スタジアムシティの未来と福山雅治のビジョン
長崎スタジアムシティは、地域の新しいランドマークとして大きな期待を背負っています。福山雅治のこけら落としライブは、その未来への第一歩として、地域の人々に希望とエネルギーを与えることでしょう。彼の音楽とパフォーマンスを通じて、長崎の街がどのように変わるのか、そしてどのように新しい時代を迎えるのか、多くの人々が注目しています。
まとめ
福山雅治のこけら落としライブ「Great Freedom」は、長崎の地に新しい歴史を刻む一大イベントです。彼の思いと情熱が詰まったこのライブが、長崎の人々、そして全国から集まる観客にとって特別な瞬間となることは間違いありません。福山雅治が贈る始まりの一歩に、ぜひ注目してみてください。