ゴットタレントとは?
ゴットタレントは、様々なパフォーマーが賞金や大舞台でのデビューを目指し、オーディションに挑戦するスター発掘番組です。優勝者には賞金100万ドル(約1億3千万円)と、ラスベガスの大舞台でのメイン公演の権利が与えられます。アメリカやイギリスではビッグドリームがつかめる番組として有名です。
ゴットタレントの特徴
- 多様なパフォーマンス:コメディアン、手品師、歌手、ダンサーなど、どんな芸やパフォーマンスでも参加可能です。
- 有名になるチャンス:無名のパフォーマーが世に出るチャンスをつかめます。
- ゴールデンブザー:審査員が最高評価を示す「ゴールデンブザー」を獲得すれば、一気に準々決勝に進出できます。
ゴットタレントの開催国
ゴットタレントは世界各地で展開されています。その中でも特に有名なものを紹介します。
アメリカズ・ゴット・タレント
アメリカで放送されているゴットタレントです。2006年に放送が開始され、アメリカンドリームをつかむ場として人気があります。
ブリテンズ・ゴット・タレント
イギリスで放送されているゴットタレントの本家です。優勝者には賞金25万ポンド(約4,100万円)と「ロイヤルバラエティーパフォーマンス」への出演権が与えられます。
ジャパンズ・ゴット・タレント
日本でも2023年2月にABEMAで「ジャパンズ・ゴット・タレント」が放送されました。審査員は浜田雅功、GACKT、山田孝之、広瀬アリスの4名です。
ゴットタレントのシステムとルール
ゴットタレントはシーズンごとに少し異なるシステムやルールがありますが、基本的な流れは以下の通りです。
オーディションのシステム
プロデューサーオーディション(未放送)
- 全米各地で行われる一般選考です。
審査員オーディション(放送本編)
- 観客を入れて行われる二次選考。ステージの演技を4人の審査員が評価します。
ラスベガスウィーク(録画放送)
- 審査員前での舞台演技は2回目。生放送に進むパフォーマンスが選考されます。
生放送(最終審査)
- 準々決勝、準決勝、決勝、フィナーレの4段階で優勝者を決定します。
ゴールデンブザーについて
審査員4人の前に1つだけ置かれている金色のボタンが「ゴールデンブザー」です。これが押されると、準々決勝まで一気に進出できます。観客や審査員の最高評価の象徴として扱われています。
ゴットタレントの司会者と審査員
ゴットタレントの審査員や司会者はシーズンごとに変わりますが、以下はアメリカズ・ゴット・タレントシーズン17(2022年)のメンバーです。
司会者
- テリー・クルーズ:元NFL選手であり、俳優としても活躍しています。シーズン14(2019年)から参加しています。
審査員
- サイモン・コーウェル:シーズン11(2016年)から参加。ゴットタレントの企画・原案者であり、厳しい評価が有名です。
- ハウイ・マンデル:シーズン5(2010年)から参加。カナダのコメディアンであり、俳優、司会者としても活動しています。
- ハイディ・クルム:シーズン8~13(2013~2018年)、シーズン15(2020年)から参加。ドイツ出身のモデル、女優です。
- ソフィア・ベルガラ:シーズン15(2020年)から参加。コロンビア出身の女優です。
ゴットタレントで活躍した日本人パフォーマー
とにかく明るい安村の挑戦
とにかく明るい安村(Tonikaku)は、米国のオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演し、大きな話題となりました。昨年、英国の『ブリテンズ・ゴット・タレント』に“Tonikaku”として決勝に出場し、持ちネタ「安心してください、履いてますよ」で世界進出しました。
今回の米国での挑戦では、審査員席にサイモン・コーウェルが昨年に続いて座っており、安村が舞台に登場するなり拍手を送られました。サイモンは「息子はあなたがゴットタレントのなかで一番好きだと思う」と称賛しました。
安村は自己紹介後、裸に見えるポーズを披露し、さらに舞台上でパンツを脱ぎ捨てるサプライズ演出を行いました。「ドントウォーリー、アイムウェアリング!」ともう1枚のパンツを見せると、会場は大歓声に包まれ、「トニー」コールも響き渡りました。
審査員全員の「YES」を獲得し、予選を通過して次の舞台へ進むことになった安村の映像には、海外ファンからも絶賛の声が寄せられています。
まとめ
ゴットタレントは、パフォーマーが夢をつかむための絶好の機会を提供する番組です。多様なパフォーマンスが可能であり、世界各地で展開されているため、多くの人々に夢と希望を与えています。興味のある方は、YouTubeチャンネル「トップ・タレント・ジャパン」で和訳された切り抜き動画を視聴してみてください。