はじめに
人気アイドルグループ「でんぱ組.inc」が2025年に活動終了すると発表し、ファンの間で衝撃が走りました。同グループは2007年に秋葉原のライブハウスから始まり、独自の音楽スタイルと個性的な活動で多くの支持を集め、日本のポップカルチャーに大きな影響を与えてきました。
しかし、16年にわたるグループ活動に幕を閉じることとなりました。この記事では、活動終了の理由や経緯、メンバーの思いなどを詳しく解説します。
活動終了の理由
でんぱ組.incの活動終了には様々な理由が考えられます。まずは、人気の下降が大きな要因と指摘されています。
人気の低迷
近年のCDの売上減少やライブ動員数の減少から、人気が低迷していることが伺えます。2022年発売の最新シングル「ドキ+ワク=パレード!」は約3,000枚と、以前の半分以下の売上に留まりました。MVの再生回数も2万回程度と低迷しており、新作の認知度が広がっていない実態があります。
また、所属事務所が大手ではないため、地上波テレビへの出演が難しく、知名度の底上げが進んでいないことも人気低迷の一因と考えられます。
メンバーの個人活動
メンバーの高齢化により、アイドルとしての活動が難しくなってきたことも大きな理由のひとつです。SNSの普及により、個人での活動の場が広がってきたことで、メンバーが様々な分野で活躍したいという希望が高まったようです。
過去に不仲と報じられたメンバーは既に卒業しており、現在のメンバー同士の仲はよいと言われています。グループとしての活動よりも、個々の可能性を追求したいという思いが強くなってきたのかもしれません。
メンバーチェンジの影響
でんぱ組.incはメンバーチェンジが頻繁に行われてきました。最終的には7人組体制となりましたが、常にメンバーの入れ替わりがあったことで、一体感に欠ける面もあったかもしれません。
また、初期メンバーの人気が根強く残っていたことで、新メンバーの活躍の場が狭くなっていた可能性があります。このようなメンバー構成の変化も、活動終了の一因となった可能性があります。
メンバーの思い
でんぱ組.incのメンバーたちは、長年の活動に対する思いを率直に語っています。
最上もがさんの言葉
最上もがさんは「寂しくないよ。それぞれの道を応援してます!」と前向きな言葉を述べています。でんぱ組.incの活動は終了しますが、メンバーそれぞれが新たな道を歩むことを応援する気持ちがうかがえます。
でんぱ組.incは最上さんにとって青春そのものだったようで、グループに対する愛着の深さがわかります。終了後もメンバーとの絆は続くことでしょう。
古川未鈴さんの思い
古川未鈴さんは、自分は「何も出来なかった人間」がアイドルとして活動できたことに感謝を述べています。目標を全て達成できなかったものの、16年間グループに所属できたことへの感謝の気持ちを示しています。
活動終了後は「引きこもり」に戻らないよう頑張りたいと決意を新たにしており、アイドル人生を経て大きく成長したことがうかがえます。
メンバー全員の思い
成瀬瑛美さん、愛川こずえさん、根本凪さんらのメンバーからも、でんぱ組.incが自分たちの人生を変えてくれたグループだったと感謝の言葉が寄せられています。
メンバー全員が人生の大切な1ページをでんぱ組.incで過ごしたことがわかり、グループの存在意義の大きさがうかがえます。
最後のツアーとエンディング
でんぱ組.incは2025年頭に向けて全国ツアーを行い、最後のライブでグループ活動に幕を閉じる予定です。
全国ツアー開催
2024年10月8日の「でんぱの日」公演を皮切りに、全国ツアーが開始されます。長年の活動に対する感謝の気持ちを込めて、各地でファイナルツアーが行われることでしょう。
ツアー期間中は、メンバーそれぞれの想い出話や、代表曲の披露など、でんぱ組.incの歴史を振り返るプログラムが用意されるかもしれません。
ラストライブ開催
2025年頭に行われるラストライブが、でんぱ組.incの活動の集大成となります。16年間の活動の軌跡が集約され、格別の想い出に残るライブになることでしょう。
会場には、長年にわたり応援してくれたファンで溢れかえり、でんぱ組.incへの賛辞が届けられることが予想されます。メンバーにとっても、アイドル人生に賭けた全てをぶつける最後の舞台となるでしょう。
まとめ
このように、でんぱ組.incの活動終了には様々な理由や背景がありました。人気の低迷やメンバーの個人活動志向、構成の変化など、複合的な要因が重なったことで、苦渋の決断を下すこととなりました。
しかし、メンバー一同はでんぱ組.incへの感謝の気持ちを忘れることはありません。全国ツアーとラストライブを通して、最後までグループへの想いを込めて活動することでしょう。16年にわたる歴史に終止符を打つことになりますが、でんぱ組.incがこれまで日本のポップカルチャーに与えた影響は決して消えることはないはずです。